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企業等の取り組み事例
生活協同組合コープさっぽろ・北海道(道民の森)、美幌町、むかわ町、白糠町、栗山町、鷹栖町、洞爺湖町、赤井川村、知内町、京極町、新得町
より詳しい取り組み内容はこちらをご覧ください
https://kurashigoto.hokkaido.jp/report/20220809100000.php
コープさっぽろは「コープ未来(あした)の森づくり基金(通称あすもり)」を設立した2008年から森林整備活動を続けており、今年度で16年目を迎えました。
「Fの森」は、北海道本来の多種多様な森を市民の力でよみがえらせるため、現地調査や計画の段階から市民が参加する「森づくりワークショップ」を開催し、森林づくりを進めており、午前中は、ハルニレ、ナナカマド、ノリウツギ、カツラ、イヌエンジュ、シナノキ、ミズナラ、アカエゾマツの8樹種の苗木300本を、参加者約100名で植樹しました。
午後には、これまでに植樹・保育を行ってきた森林の散策と、以前の地拵え時に除去しきれなかったイタドリの根の除去作業を行いました。イタドリの根は地中深くに張り巡らされ、取り除くにはかなり根気が必要で、イタドリの生命力の強さと、植えた木が健やかに育つためには地拵え作業が重要だということを感じることができました。
生活協同組合コープさっぽろと美幌町は、平成21年10月に「ほっかいどう企業の森林づくり」協定を締結し、以降、コープさっぽろの支援により、美幌町有林での植樹を実施しており、今年度はカラマツ400本を約50名の参加者が植樹しました。参加者は「苗木が元気に育つように」と願いを込めながら、作業に汗を流しました。
コープさっぽろは、2008年から道民の森で森林整備活動を実施しており、今回は、森を育てている中でどうしても出てくる、雪の重みで折れたり、曲がったりして支障になる木を伐り出して森林内の環境整備を図り、伐り出した木は円山動物園に届け、ゾウのえさにしてもらう、という取組みです。
家族連れなど約50名が参加し、子どもたちも一緒に手ノコを使って印の付いた木を一本一本伐っていきます。伐り出した木をみんなでトラックに積み込み、満載になったトラックは円山動物園へ。
翌日、動物園では、スタッフが砂の上に木をさして、ゾウのための森をつくり、ゾウは自然の中にいるかのように器用に鼻で木を折り、おいしそうに食べていました。
イベントに参加した子どもたち等の参加者は、自分が伐った木をゾウが食べる様子を見て、森と動物との命のつながりや、円山動物園のゾウを通じて森を身近に感じる取組みとなったようです。
また、コープさっぽろでは、コープ未来(あした)の森づくり基金による団体助成を通じて、
北海道内の森づくり団体の活動を支援しています。