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企業等の取り組み事例
ほくでんグループ・北海道(道民の森)
これまでに約2,100本を植樹した約1.05haで、苗木を伐らないように注意を払いながら、刈払機と手鎌でイタドリなどの下草刈りを行いました。下草を刈る前と後とでは景色が大きく変わり、下草刈りという地道な作業が森づくりを支えているということを実感しました。
また、合わせて行われた樹種同定実習では、道民の森神居尻地区の散策コースを歩き、昨年10月に植樹した樹種であるミズナラ、キハダ、オヒョウなどが、苗木から成木になるとどのような姿になるのか直接見て、樹種ごとの特徴などを勉強できました。
北海道電力の瀬尾副社長をはじめとするほくでんグループ社員、北森カレッジからは土屋学院長と1年生の生徒、合わせて約80名が参加しました。
午前は神居尻地区の水源の森にある「ほくでん 北森カレッジ 共創の森」で、ミズナラ、キハダなど1,400本の苗木を協力しながら植樹しました。樹種については、北森カレッジの生徒が、生物多様性の観点から昆虫に有益な樹種や、アイヌ文化に深く関係する樹種を、授業カリキュラムのなかで選定したものです。
午後は道民の森の施設内に移動して勉強会が行われ、北海道電力は2050年カーボンニュートラルに向けた温暖化対策について動画を交えながら説明、北森カレッジは学院で林業・木材産業について半年間学んで感じたことについて、社員と生徒がプレゼンテーションを行いました。
その後は意見交換が活発に行われ、ほくでんグループと北森カレッジの相互理解の深まり、共に森林を作り上げていく気運の高まりを感じました。
また、勉強会の最後には、「『ゼロカーボン北森カレッジ』宣言」について、土屋学院長から「ゼロカーボン北海道」の実現や地球温暖化対策に向けた北森カレッジでの取り組みについてご紹介がありました。