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企業等の取り組み事例
エステー株式会社・株式会社北都・北海道(厚岸町道有林内)
地元の厚岸町立太田小学校の5~6年生と一緒に、厚岸町登喜岱「エステークリアフォレストの森」にトドマツの植樹と、エゾノコリンゴの記念植樹を行いました。その後は厚岸町生活改善センターにて木育教室が開催され、エステーR&D部門フェローの金子俊彦氏によるトドマツ精油抽出と香りについての講義と、釧路の地域材を活用した鉛筆づくりを行っている「まちまちえんぴつ」の指導によるトドマツの香りの鉛筆づくりを体験しました。「大きく育ってね」と声をかけながらトドマツの苗木を丁寧に植えている姿や、トドマツ精油抽出のデモンストレーションによる出来たてのトドマツ精油の香りに驚く声が上がり、印象的でした!
本活動は、エステー株式会社(東京)、株式会社北都(釧路)、北海道釧路総合振興局の3者により、令和4年7月15日に締結された「ほっかいどう企業の森林づくり」協定に基づき実施されたものです。
植樹会は、厚岸町登喜岱(道有林釧路管理区16林班)の協定対象森林で実施され、協定を締結した3者の関係者のほか厚岸町立真龍小学校5年生の児童などが出席し、協定対象森林1.74haのうち0.15haに300本のトドマツ苗木を植えました。児童の皆さんはとても元気で、多い人だと20本近くも植えていたようです。
植樹会が終わった後は、場所を移動し厚岸町生活改善センターで木育教室が実施されました。木育教室では振興局から「森林のはたらきについて」の講義を行い、その後、エステー(株)から、自社製品に関する講義やトドマツの枝葉から精油を抽出する最新のVMSD(減圧マイクロ波蒸気蒸留)コンパクト抽出装置のデモンストレーションが行われました。
また、木育マイスターの鈴木憲太郎氏を招き、木工作体験として「小さな家づくり」を行いました。大人も子供も自分だけのマイホームを楽しみながら作り、仕上げにはトドマツ精油で香りづけを行い、世界にひとつだけの作品となりました。